昨年2004年の夏は、異常な猛暑でした。
そのために今年の春の花粉飛散量は、平均を大きく超えて大量であることが予想されています。昨年が少なかっただけに、その１０倍量となる模様で、史上最高ともいわれています。
　東京都のスギ・ヒノキ花粉情報によれば、東京都では２月２２日に花粉の飛散が開始し、３月の第一週からピークを迎え、４月中旬までが山になるそうです。
かくいう私も、一昨日から眼がしょぼしょぼ、くしゃみ連発、「風邪かな」と思っていましたが、どうやら花粉症を発症してしまったようです。

　それで、目薬を買い求めたり、マスク（これは弊社が販売している「備長炭鼻温マスク」）をして歩くなど、対策に躍起という状態です。もともとアレルギー体質なのは分っていましたし、姉が１０年ほど前から花粉症なので、いつかはそうなるだろうなと考えていましたが、ショックです。

　今日２００５年３月１８日も東京都都心は花粉飛散が「非常に多い」となっています。

　飛散ランクの判定は、１平方センチメートル当たりの花粉の数を数えますが、「少ない」が10個未満、「やや多い」が10〜29個、「多い」が30〜49個、「非常に多い」が50個以上です（午前9時から翌午前9時まで観測）。

　ところで、今日（2005.3.18）の朝日新聞の朝刊に花粉症に付いて目新しい情報が載っていましたのでお知らせします（私だけ遅れていたのかも？）。

　そのタイトルは、『「花粉症に効くお茶」栽培指南』です。
　これによると、「花粉症などに有効な成分を多量に含む茶品種「べにふうき」を開発した独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構の野菜茶業研究所（三重県安濃市）が１７日からホームページ上で栽培や加工の指南書の公開を始めた。」
　その「べにふうき」は、渋みが強く香りの良い紅茶品種で、花粉症などに有効な抗アレルギー成分「メチルカテキン」を他の品種より多量に含むということです。

複数の研究機関が共同研究

　アサヒ飲料が共同開発した「べにふうき緑茶」が２００５年１月中旬にテスト販売されたそうです。

　「アサヒ飲料株式会社及び野菜茶業研究所では、静岡県立大学薬学部、名古屋女子大学家政学部、九州大学大学院農学研究院、東京海洋大学保健管理センター、森永製菓（株）と共同で「生物系産業創出のための異分野融合研究支援事業」（生物系特定産業技術研究支援センター）によるコンソーシアムを形成し、「茶の抗アレルギー作用を利用した食品の開発」を進めており、「べにふうき」の茶葉に含まれるメチル化カテキンの基礎研究を始め、「べにふうき」を使った製品開発研究にも取組んでいます。」ということです。

　商品化も間近かもしれません。
　下に関連URLを記しておきましたので、よろしければ参照してみて下さい。

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